青山の隠れ家で紡がれる、30種の自家焙煎コーヒーという芸術
30種類を超える自家焙煎豆を擁するカフェが、青山の静かな路地に存在する。その扉を開ける者だけが知る、コーヒーという芸術の深さ。豆の声に耳を傾け続ける焙煎士の仕事が、一杯の中に凝縮されている。
30種類の豆が語る、産地の多様性
エチオピア、コロンビア、パナマ、ケニア——世界の主要産地から厳選された30種類以上のシングルオリジン豆が、この店の棚に並ぶ。それぞれの豆は産地の土壌、標高、精製方法の違いを纏い、全く異なる表情を持つ。
焙煎士はその個性を最大限に引き出すべく、豆ごとに焙煎プロファイルを手作業で調整する。同じ生豆でも、1℃の温度差、10秒の時間差が風味を大きく変える。その繊細な作業の積み重ねが、30種の多様性を生み出す。
隠れ家という選択の理由
大通りから一歩入った路地裏に店を構えるのは、意図的な選択だ。辿り着く過程そのものが、コーヒーを味わう準備になる——そうした考えがある。喧騒から切り離された空間で、一杯のコーヒーとゆっくり向き合ってほしいという思いが店の在り方に表れている。
常連客の多くは口コミで辿り着く。その静かな評判が、この場所に特別な空気を与えている。
本日のおすすめ豆はカウンターでご確認ください。焙煎士が産地の物語とともにご案内します。
自家焙煎という、終わりなき探求
外部に委託せず、すべての豆を自家焙煎することは、品質への揺るぎないこだわりの証だ。生豆の状態から最終的な一杯まで、全工程を自らの手で管理することで、ブレのない味わいが実現する。
季節や産地の収穫状況に応じてラインナップは変化する。その時々の最良を提供するために、焙煎士は常に新しい豆と向き合い、探求を続ける。30種類という数字は、その探求の現在地に過ぎない。